フィッシングで悪用されたブランド数が過去最多 - 報告やURLも大幅増
仮想通貨取引所のブランドも5件が悪用されたほか、暗号資産(仮想通貨)ウォレットを装うケースなども確認されている。またISPやホスティング事業者なども12件のブランドが悪用されており、メールアカウントや管理アカウントのIDやパスワードが標的になっているという。
悪用されたブランドの件数は過去最多となったが、フィッシング対策協議会への報告は、上位5ブランドに集中している。「Amazon」を装ったケースが全体の51.9%にのぼるなど突出しており、「楽天」「MyJCB」「三井住友カード」「エポスカード」をあわせると約81.7%にのぼった。
ショートメッセージサービス(SMS)を装ったフィッシング攻撃も引き続き発生しており、「Amazon」のほか、金融機関、クレジットカードブランド、宅配便を装うケースなどが報告されている。
同協議会では、ログインを促すメールやSMSを受信した場合も、記載されたURLよりアクセスするのではなく、正規のアプリや事前に登録しておいたブックマークからアクセスしてログインし、情報を確認するよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2021/04/05 )
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