Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「NetScaler ADC」「同Gateway」に深刻な脆弱性 - 早急に対応を

Cloud Software Groupが提供するネットワーク製品「NetScaler ADC」「NetScaler Gateway」に深刻な脆弱性が明らかとなった。早急な対応を呼びかけている。

現地時間2025年6月17日にセキュリティアドバイザリを公開し、2件の脆弱性について明らかにするとともに、アップデートを実施するよう求めたもの。

入力検証に不備があり、域外のメモリを読み込む脆弱性「CVE-2025-5777」や、管理インタフェースにおけるアクセス制御不備の脆弱性「CVE-2025-5349」が確認されたという。

同社はアドバイザリの重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティング。共通脆弱性評価システム「CVSSv4.0」のベーススコアは、「CVE-2025-5777」を「9.3」、「CVE-2025-5349」を「8.7」と評価している。

同社は脆弱性を解消した「同14.1-43.56」「同13.1-58.32」やFIPS版の「同13.1-37.235-FIPS」「同12.1-55.328-FIPS」へ、可能な限り早急にアップデートを実施するよう呼びかけている。

また「同12.1」「同13.0」の両ブランチについては、脆弱性の影響を受けるものの、サポートが終了しており、アップデートの提供予定はないとしている。

(Security NEXT - 2025/06/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Kea DHCP」にサービス拒否の脆弱性 - アップデートが公開
「WordPress」のキャッシュプラグインにXSS脆弱性
米当局、「WSUS」脆弱性で対象サーバの特定や侵害監視を呼びかけ
プラネックス製モバイルルータ「ちびファイ4」に脆弱性
「Docker Compose」にパストラバーサル脆弱性 - 修正版を公開
「Firefox」にセキュリティアップデート- UAF脆弱性を修正
資産管理製品「IBM MAS」に深刻な脆弱性 - 修正を強く推奨
製造業向けシステム「DELMIA Apriso」の脆弱性攻撃に注意 - 直近3カ月で3件
ルータOS「OpenWrt」に脆弱性 - 修正版がリリース
「Karmada Dashboard」に深刻な脆弱性 - 修正版が公開