Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

小規模サイト、約1割「一切脆弱性対策せず」 - 対策不備で2割が被害経験

ウェブサイトの各フェーズにおける対策を尋ねたところ、構築時では、「計画、設計に脆弱性が生じないよう検討の機会を作っている」が25.9%ともっとも多い。次いで「構築においてセキュアプログラミングの手法を取り入れている」が18.6%で続く。一方、23.9%は「構築の時点では脆弱性対策をしていない」と答えた。

ウェブサイト運用時の対策では、「脆弱性が発見されたら、可能な限りすみやかに修正を行っている」が40.9%でもっとも多く、次いで「脆弱性が発見されたら、その深刻さについて調べ、対処方法を検討する」が20.9%だった。13.3%は、運用時に脆弱性対策をしていないと回答している。

一方で、ウェブサイトの脆弱性に気づいたきっかけは、社外の関係者や取引先、サイト利用者、セキュリティ関連組織など、31.3%は外部からの連絡だった。また18.6%は、トラブルや不正アクセスの被害などにより発見。「脆弱性による情報を入手して自社で確認し発見した」は13.0%にとどまる。

ウェブサイトにおける脆弱性対策の遅れやミスが間接的な原因となって、改ざん、不正アクセス、サーバダウンなどの被害に遭ったことがあるか聞いたところ、20.3%が被害を経験していた。

(Security NEXT - 2021/04/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「JVN iPedia」の脆弱性登録、2四半期連続で1万件超
インシデントが2割強の増加 - 「EC-CUBE」改ざん被害も複数報告
3Qの脆弱性届出は160件 - ソフトウェア製品が倍増
先週注目された記事(2025年10月19日〜2025年10月25日)
先週注目された記事(2025年10月12日〜2025年10月18日)
先週注目された記事(2025年10月5日〜2025年10月11日)
先週注目された記事(2025年9月28日〜2025年10月4日)
先週注目された記事(2025年9月21日〜2025年9月27日)
監視カメラやNASを狙う「Mirai」感染活動を引き続き観測 - JPCERT/CC
先週注目された記事(2025年9月14日〜2025年9月20日)