33%がPWを使い回し、52%は似たPWを再利用 - F-Secure調査
F-Secureがコンシューマーを対象に実施した調査において、回答者の3割が直近1年間に何らかのサイバー犯罪に遭遇したと回答した。特に侵害されたオンラインサービスの利用者はサイバー犯罪に遭った割合が高かった。
同調査は、日本をはじめ、米国、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、スウェーデン、フィンランド、ポーランド、メキシコ、ブラジルの12カ国におけるコンシューマーを対象として2020年5月に実施。各国400人、合計4800人が回答した。
回答者が利用するオンラインサービスを見ると、日本ではショッピング、グローバルではSNSがもっとも多い。登録しているオンラインアカウントの数は、日本は13件、グローバルは18件。使用しているパスワードは、日本は10件でグローバルは13件だった。
複数アカウントで同一パスワードを使い回す割合は、日本は33%でグローバルは39%。同一ではないものの、似たパスワードを再利用する割合は日本で52%、グローバルで57%にのぼる。パスワードの管理方法は、日本もグローバルも「紙で保存」がもっとも多く、日本は46%、グローバルは32%だった。
(Security NEXT - 2021/02/16 )
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