Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「違法情報」の通報が約28.2%増 - 「犯罪実行者募集」は4000件超

インターネット・ホットラインセンター(IHC)は、2023年の通報状況などを取りまとめた。「違法情報」に関する通報は3万3200件で前年から3割近く増加している。

同センターではインターネット上に書き込まれた違法情報や重要犯罪と密接に関連する情報、自殺の誘引を図る情報などの通報を受理し、警察に対する通報やプロバイダやサイト管理者に削除依頼を行っている。

2023年に同センターが受理した通報は39万3942件。通報に複数の違法情報が含まれている場合があり、これら通報をガイドラインに基づいて分析した結果、分析件数は39万4316件となり、前年の58万4810件から約32.6%減となった。

内訳を見ると、「違法情報」は3万3200件で、前年の2万5895件から約28.2%増。「自殺誘引情報」は前年の2690件から6609件へと約2.5倍に拡大している。今回より分析が開始された「重要犯罪密接関連情報」が4876件だった。

一方88.7%にあたる34万9631件は同ガイドラインの対象外とされている。前回より20万6594件減となっており、分析件数が大きく減少した要因ともなっている。

(Security NEXT - 2024/03/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

新「NOTICE」がスタート、脆弱性ある機器も注意喚起対象に
サイトで閲覧障害、影響や詳細を調査 - メディキット
緊急連絡用職員名簿をポーチごと紛失、翌日回収 - 江戸川区
指導要録の紛失判明、過去に緊急点検するも見落とし - 杉並区
複数フォームで設定ミス、入力情報が閲覧できる状態に - Acompany
スポーツ用品販売のヒマラヤ公式Xが乗っ取り被害 - なりすましDMに注意
UTM設置時のテストアカウントが未削除、ランサム感染の原因に
カンファレンスイベント「CODE BLUE 2024」、講演者募集を開始
「Ruby」に3件の脆弱性、アップデートで修正を実施
Node.js向けMySQLクライアント「MySQL2」に脆弱性