2020年3Qフィッシング、前四半期の約4分の3に - RSAまとめ
RSAは、2020年第3四半期におけるグローバルの脅威状況を取りまとめた。フィッシング攻撃は前四半期から約4分の3の規模に縮小したという。
RSAが同社不正対策指令センターにおける観測状況をまとめたもの。フィッシング攻撃は約1万5000件となり、前四半期の約2万1000件から減少した。
同四半期にもっともフィッシング攻撃の対象となった国は「カナダ」で、全体の56%を占めた。「インド」「オランダ」が各8%で続く。一方、フィッシング攻撃がホストされたISPを国ごとに見ると引き続き「米国」が最多で52%。一部大規模事業者に集中しているという。次に多い「ドイツ(5%)」と大きな差が開いた。
同四半期に日本でホストされたフィッシングサイトの報告数は58件。7月と8月がそれぞれ29件で、9月は報告がなかった。2020年3月に67件と急増を見せたが、その後は減少傾向にある。
またフィッシング以外の不正行為としては、「不正なモバイルアプリ」の観測件数が約1万8000件と目立った。サービスが停止した公式アプリストアにおいて、再開時に削除した不正アプリが再度意図せず公開するミスがあったことなどに起因していると見られる。
(Security NEXT - 2021/01/28 )
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