「Emotet」相談、引き続き高い水準 - 偽脅迫メールは増加
2020年第4四半期に情報処理推進機構(IPA)の相談窓口へ寄せられたセキュリティに関する相談件数は、前四半期から16.5%減となった。一方で仮想通貨をだましとる詐欺メールに関する相談は増加している。
同四半期に同機構が対応したセキュリティに関する相談は2709件。前四半期の3245件から16.5%の減少となった。
相談内容を見ると、宅配業者による不在通知を装ったショートメッセージサービス(SMS)に関する相談は495件。前四半期の479件から微増し、引き続き多くの相談が寄せられている。
またマルウェアを検知したと表示して不安を煽り、サポートセンターに電話をかけさせて製品の購入などに誘導する「マルウェア検出の偽警告」に関する相談は456件。前四半期から32.6%減少した。いわゆる「ワンクリック請求」に関する相談も52件が寄せられている。
マルウェア「Emotet」に関する相談は93件。308件と急増した前四半期からやや落ち着きを見せたものの、前年同期の75件や、2020年第1四半期の35件などと比較しても引き続き多くの相談が寄せられており、注意が必要だ。
(Security NEXT - 2021/01/20 )
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