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入札情報の公開データに個人情報、のべ1.6万人分 - 新潟県

新潟県が公開した入札情報サービスの工事平面図に個人情報が含まれていた問題で、同県はのべ1万6561人分の情報が含まれていたとする調査結果を取りまとめた。

7月21日に同県村上地域振興局地域整備部において、入札情報サービスの工事平面図に、土地所有者14人分の氏名が掲載されていることに職員が気づき、問題が発覚。同部で公表されているすべての工事について調査を行ったところ、のべ170人分の個人情報が掲載されていることが判明した。

同問題を受け、入札情報サービスを利用している部局において同様の事案がないか調査したところ、工事計画平面図に工事周辺の土地や建物の所有者氏名が掲載されているケースが722件あり、のべ8763人の氏名が確認された。

また工事計画平面図に納入業者の担当者氏名が掲載されているケースも958件あり、のべ7798人の氏名が含まれていたという。

今回の問題を受けて、同県では対象となる個人情報を削除。地権者など関係者に謝罪する。今後も掲載が必要な図面データについては、個人情報を削除したうえで再掲載する予定。

(Security NEXT - 2020/09/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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