マルウェアとの遭遇率、3年で約半分に - MS調査
マルウェアやランサムウェアへの遭遇率が、年々解消しているとのレポートをマイクロソフトが取りまとめた。特に日本はワールドワイドにおいて低い遭遇率を誇っている。
同社サービスやWindows端末、Microsoft ATP、同社ゲーム機器、連携するクラウドサービスなどよりデータを収集。1日あたり約8兆5000万件のシグナルをもとに脅威動向を調査したもの。
ワールドワイドにおいて、2019年におけるマルウェアの遭遇率は、2018年の5.07%から減少して3.24%だった。さらに2017年の6.29%と比較すると3年で半分近い割合まで減少している。
特に割合の高い国を見ると、上からエチオピア、パキスタン、シリア、タンザニア、バングラディッシュと続く。一方遭遇率が低い国は、アイルランドを筆頭に米国、日本、フィンランド、ノルウェイが続いた。
日本の状況を見ると、遭遇率は前年から46%減と大きく改善して0.82%となり、100台に1台以下へと改善した。セキュリティ衛生が未熟でセキュリティ教育や啓発が行き届いていない地域ほど感染被害が多く見られると分析している。
(Security NEXT - 2020/06/29 )
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