「Amazonプライムの自動更新設定を解除」と不安煽るフィッシング
「Amazon」のブランドを悪用したフィッシング攻撃が確認された。フィッシング対策協議会が注意を呼びかけている。

フィッシングメールの文面(画像:フィ対協)
問題のフィッシング攻撃では、同社有料サブスクリプションサービス「Amazonプライム」の自動更新設定が変更されたかのような件名で送信されており、72時間以内に確認しないとアカウントの利用制限を行うなどと不安を煽り、偽サイトへアクセスするよう求めていた。
誘導先のフィッシングサイトでは、ログインに用いるアカウント情報のほか、請求先として住所や電話番号、生年月日、支払い情報の更新などと称して、3Dセキュアを含むクレジットカード情報をだまし取るほか、メールアドレスのパスワードまで入力させようとしていた。
5月26日の時点でフィッシングサイトの稼働が確認されており、閉鎖に向けてJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼した。今後も類似した攻撃が展開されるおそれがあるとして、同協議会では注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2020/05/26 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
先週注目された記事(2025年4月20日〜2025年4月26日)
国内インシデント、前四半期比9.4%増 - サイト改ざんが1.8倍
サポート詐欺の相談が1000件超 - SNS乗っ取り相談も増加
3月はフィッシング報告が約25万件で過去最多 - URLは前月比2.3倍に
先週注目された記事(2025年3月16日〜2025年3月22日)
フィッシングURLが約48%減 - 約1年ぶりの2万件台
IPA、「情報セキュリティ10大脅威 2025 組織編」の解説書を公開
侵入後に即攻撃するランサムウェア「Ghost」に注意 - 70カ国以上で被害
フィッシング報告とURL件数が大幅減 - 旧正月前後は縮小傾向
2024年4Qのセキュ相談 - 「不正ログイン」が45%増