高校でランサム被害、セキュリティ強化するも再発 - 川崎市
神奈川県川崎市は、市立高校において、校内ネットワークサーバがランサムウェアに感染し、サーバ内のファイルが暗号化されたことを明らかにした。
生徒の学習用端末を接続する同校内ネットワークサーバが、ランサムウェアに感染したもの。4月22日に職員が同サーバへアクセスしたところ、英文の脅迫文が画面が表示されており、内部のファイルが暗号化されていたという。
感染したサーバには、教員が作成した生徒の進路先をまとめた資料が保存されていた。感染の原因などはわかっていない。
同校では同市教育委員会へ報告。同市行政情報システムや市内の他教育機関への影響などは確認されていない。
同校では2019年10月にもランサムウェアの感染被害が発生し、学習成果物など被害に遭っている。セキュリティ対策の強化を図っていた。今回感染が確認されたランサムウェアは、前回と異なるものだったという。
(Security NEXT - 2020/05/08 )
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