ランサムウェア「RansomHub」が猛威 - 7カ月で200件超の被害
ランサムウェア「RansomHub」が猛威を振るっている。アフィリエイト参加者によってさまざまな環境へ攻撃が展開され、わずか7カ月で被害が200件以上に及んでおり、米当局が注意を呼びかけた。
米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)、米連邦捜査局(FBI)、米MS-ISAC、米保健福祉省(HHS)が共同でセキュリティアドバイザリをリリースしたもの。
8月までに確認されたランサムウェア「RansomHub」の活動について、攻撃手法や用いる技術、検出方法、「IoC(Indicators of Compromise)」などの情報を取りまとめ、注意を呼びかけた。
同ランサムウェアは、従来「Cyclops」や「Knight」といった名称で活動していたランサムウェア。データを窃取して暗号化する「二重恐喝モデル」を用いている。
いわゆる「RaaS(Ransam as a Service)」を展開しており、アフィリエイト参加者によって攻撃手法が異なるため、幅広い脆弱性を悪用。「Windows」をはじめ、「macOS」「Linux」「VMware ESXi」などさまざまなシステムに対して攻撃が展開されている。
(Security NEXT - 2024/09/02 )
ツイート
PR
関連記事
会員管理システムより情報流出の可能性 - 福利厚生センター
竹内製作所の米国子会社がランサム被害 - データ流出も確認
「Red Hat OpenShift AI」に脆弱性 - クラスタ管理者権限奪取のおそれ
「Acronis True Image」に脆弱性、アップデートで修正
Western DigitalのNAS製品「My Cloud」に深刻な脆弱性
「WordPress」にアップデート、複数脆弱性を解消 - 旧版利用者は注意
「NVIDIA App」「Nsight Graphics」に脆弱性 - アップデートを公開
「CODE BLUE 2025」29講演が決定 - AIチップ脆弱性から法的課題まで
島根県内の宿泊兼複合施設サイトで顧客情報流出の可能性
外部からの攻撃でシステム障害、一部授業に影響 - 中村学園大