Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

日東製網、四半期決算を延期 - ランサムウェア被害の影響で

漁網メーカーの日東製網は、サーバがランサムウェアを用いたサイバー攻撃を受けた問題で対応状況を明らかにした。業務負荷が大きく、四半期決算を延期するとしている。

同社では、1月16日にランサムウェアによる被害を確認し、全端末の利用を停止するとともに事態を公表。

業務データや業務用ソフトウェアが暗号化され、アクセスできない状況に陥り、外部協力のもと被害状況の調査や復旧対応を進めていた。

3月15日の時点で、大規模なデータの移動や不審な通信先は確認されていないとしているが、引き続き情報流出について調査を進める方針。

業務については2月13日におおむね正常化したものの、約1カ月間にわたり業務処理が滞り、同日以降は通常の業務と重なったことで本来の2倍近い事務処理が生じているという。

(Security NEXT - 2024/03/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

メール誤送信で留学生受入先のメアドが流出 - 福知山公立大
草津市指定管理者の運営2サイトが改ざん被害 - 偽警告を表示
米当局、悪用脆弱性に6件追加 - SharePoint関連はランサムも悪用
「Apache httpd」のアクセス制御に脆弱性 - 条件分岐が常時「真」に
NASとWi-Fiルータの初期パスワードに注意喚起 - バッファロー
NASがランサム被害、脅迫メッセージを確認 - 福祉サービスのNPO法人
NVIDIAのGPUディスプレイドライバや仮想GPUソフトに複数脆弱性
GitLabにXSSなど複数の脆弱性 - アップデートを呼びかけ
SonicWall「SMA 100」に脆弱性 - Googleが報告した攻撃との関連不明
「Sophos Firewall」に複数の「クリティカル」脆弱性 - 対象機器は1%未満