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IPAとNTT東、テレワークシステムを緊急開発 - 10月末まで無料開放

システムの開発にあたっては、未踏ソフトウェア創造事業の成果である「SoftEther VPN」のオープンソース版や、筑波大学によるスケーラブルなストリーム中継処理プログラムの研究成果を活用。ソフトイーサから、企業向けVPN製品「Desktop VPN」のソースコードをはじめ、無償で技術提供を受けた。

また端末間の接続には、「分散型クラウドゲートウェイ中継システム」を利用。KADOKAWA Connectedが運営する「ニコニコ動画」のバックボーンや、筑波大学OPENプロジェクトの実験ネットワーク、NICTの超高速研究開発ネットワークテストベッド(JGN)などからも通信環境の無償提供を受けている。

ソフトウェアは、現時点でWindows版が用意されており、特設サイトからダウンロードできる。なお、利用にあたっては、個別のサポートや問い合わせへの対応など行なっておらず、品質保証もない点に注意する必要がある。

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「シン・テレワークシステム」のイメージ(図:IPA)

(Security NEXT - 2020/04/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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