「インドネシアからのサインイン検出」と不安煽るAmazonのフィッシング
フィッシング対策協議会は、Amazonの利用者を狙ったフィッシング攻撃が展開されているとして注意喚起を行った。

サインインを装ったフィッシングメール(画像:フィ対協)
問題のフィッシングメールは、複数の文面が確認されているが、そのひとつではセキュリティに関するアラートを偽装。「インドネシアの東ジャワ近郊」からサインインが行われたなどとして不安を煽る内容だった。
ログイン通知を偽装したケース以外にも、「アカウント管理確認コード」などとして、心当たりがない場合はパスワードを変更するよう求めるケースも確認されている。
フィッシングサイトには、少なくとも4種類のドメインが悪用されており、パスやパラメータなどが設定された複数のURLが利用されている。
誘導後は、ログイン画面からアカウント情報をだまし取ると、緊急の確認が必要などとして氏名や住所、電話番号といった個人情報のほか、クレジットカード情報、3Dセキュアの認証情報などを入力させ、だまし取ろうとしていた。
4月14日の時点でフィッシングサイトの稼働が確認されており、閉鎖に向けてフィッシング対策協議会ではJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼。類似したフィッシング攻撃へ注意するよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2020/04/14 )
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