2019年4Qのセキュリティ相談、7.6%増 - IPAまとめ
情報処理推進機構(IPA)は、2019年第4四半期に同機構の相談窓口へ寄せられたセキュリティに関する相談状況を取りまとめた。マルウェア検知の偽警告に関する相談が増加している。
同機構によれば、同四半期に寄せられたセキュリティ関連の相談件数は3147件。前四半期の2925件から7.6%増となった。2018年第4四半期以降減少が続いていたが、1年ぶりに増加した。
相談内容に見ると、マルウェアを検知したという偽の警告でユーザーの不安を煽り、電話をかけさせて製品の購入やサポート契約を促す「偽警告」に関する相談が前四半期の326件を上回る402件。
一方、宅配業者による不在通知を装ったショートメッセージサービス(SMS)に関する相談は312件で、前四半期の334件から6.6%減少。「ワンクリック請求」に関する相談も前四半期の90件から66件へと26.7%減となった。
相談件数の推移(グラフ:IPA)
(Security NEXT - 2020/01/23 )
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