9月は「HTML/ScrInject」が前月比2.5倍に - 国内外で急増
キヤノンマーケティングジャパンは、ESET製品が9月に国内で検出したマルウェアの状況を取りまとめた。
9月の国内マルウェア検出数は、減少傾向にあった7月と8月から一転して増加。8月から34.6%増となった。直近6カ月を見ると、もっとも検出数の多かった6月に次いで高い水準となっている。

国内における「HTML/ScrInject」の検出動向(グラフ:CMJ)
もっとも多く検出されたのは、不正スクリプトが挿入された「HTML/ScrInject」。全体の21.1%を占める。
ウェブサイトより意図せずリダイレクトされたり、マルウェアのダウンロード、不正広告の表示、ウェブ閲覧情報の窃取などの被害に遭う可能性がある。
同マルウェアは4月以降、検出数が増加傾向にあるが、特に8月から9月にかけては2.5倍以上に急増。国内にとどまらず、ワールドワイドでも検出数が大きく伸びたという。
(Security NEXT - 2019/11/01 )
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