文書開示請求で原本を誤交付、テープでマスキング - 愛知県
愛知県は、住民監査請求に関する公文書を開示した際、個人情報を黒テープでマスキングした状態の一部原本を誤って交付したことを明らかにした。
同県によれば、10月11日、住民監査請求に関する文書を請求者へ開示した際、本来ならば文書の写しを交付すべきものを、不開示情報を黒テープでマスキングした原本の一部を誤って交付したもの。
同月15日、請求者から開示した文書のうち9件が重複していると連絡があり、重複していた文書を回収したところ、黒テープでマスキングされた原本4件が含まれていたことが判明した。
これら書類は、黒テープをはがすと、個人の氏名のほか、特定の個人を識別できる部分、個人の印影、団体の印影など不開示情報が確認できる状態だったという。
今回の問題を受けて同県では、請求者と関係者に対し謝罪を行っている。
(Security NEXT - 2019/10/18 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
提供した資料のマスキング部分が閲覧可能に - 東京都
電柱敷地所有者の個人情報含む帳票が所在不明 - 中電ネット
大阪市の公開資料にコロナ患者管理システムのパスワード - 2段階認証の盲点も
SNSの利用ルール啓発で、パスワード提出求める不手際 - 練馬区中学校
マスキングせず情報公開請求者の個人情報を漏洩 - 調布市
人権救済申立の勧告書に実名、マスキング漏れで - 大阪弁護士会
行政不服審査請求人の個人情報含むファイルを公開DBに登録 - 新潟県
メールを誤送信、死亡患者情報が流出 - 墨東病院
医学部卒業試験に患者情報、マスキング外れる - 富山大
注意喚起で掲載した架空請求ハガキに個人情報 - マスキング不十分で