Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

会員や指導者情報など約76万件が流出 - 公文教育研究会

教育関連サービスを展開する公文教育研究会は、業務委託先のランサムウェア被害により、約76万件の個人情報が外部へ流出したことを明らかにした。個人情報の悪用などは確認されていないという。

発送物の印刷や封入、送付業務を委託していたイセトーがランサムウェアを用いたサイバー攻撃を受けたもの。被害が発生したサーバ内に同社データが含まれていることが6月28日に発覚した。

当初の調査で、会員の住所、電話番号、iKUMONサイトの認証コード、セキュリティコードなど4678人分の情報が流出データに含まれていたことが判明。事態を公表するとともに、さらなる調査を進めていた。

8月1日にイセトーから最終報告があり、同社内における対象データの調査を終えたとして、その後の調査であらたに情報流出が判明した対象会員や指導者の個人情報を明らかにした。

具体的には、2023年2月時点において特定科目を学習した会員に関する氏名、会員番号、学習教材、教室名、学年、入会年月、在籍月数など、72万4998人分の情報が流出したことが判明した。

(Security NEXT - 2024/08/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

遠隔アクセス用サーバ経由で侵入、個人情報流出の可能性も - サカタのタネ
顧客管理システムの開発委託先で侵害 - 日産ディーラーの個人情報が流出
「Frappe Framework」「ERPNext」にXSS脆弱性 - 管理者権限奪取のおそれ
DigiEver製NVRの脆弱性悪用に注意 - 米CISAが警告
「n8n」に深刻なRCE脆弱性 - 乗っ取りや情報漏洩など広く影響
「Microsoft Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を修正
市公開ファイル内に個人情報、コピペ操作で参照可能 - 日置市
受験者情報が長期間ネット公開、通常と異なる作業フローで - TAC
委託先で不正アクセス、個人情報流出の痕跡は確認されず - NECネクサ
郵便物を一時紛失、拾得物として回収 - 名古屋の郵便局