Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

外広告物担当者向けの説明会資料に個人情報 - 東京都

東京都は、屋外広告物担当者向けに実施した説明会の資料に個人情報が含まれていたことを明らかにした。

都によれば、都内50区市町の担当者に配布した資料に屋外広告物許可に関する申請者、屋外広告物管理者、事業者など690人に関する個人情報が記載されていたもの。

東京都多摩建築指導事務所が保有するデータで、氏名や所属する組織、部署、役職のほか、一部住所や電話番号、性別、メールアドレスなどが含まれる。

7月3日14時ごろ、職員が資料のダウンロードURLをメールで送信したところ、同月9日に説明会の参加自治体から、資料に個人情報が含まれているとの指摘があり、問題が判明したという。

問題の資料は、屋外広告物管理システムの運用を委託している富士通Japanが作成。システムの移行や運用、保守などの目的で保有していたデータで、マスキング処理なども行われておらず、都へ確認することなく使用していた。

問題の発覚を受けて、都ではダウンロードURLを無効化し、区市町に資料データの破棄を依頼。対象となる関係者に、経緯の説明と謝罪を行っている。

(Security NEXT - 2024/08/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

製造業向けシステム「DELMIA Apriso」の脆弱性攻撃に注意 - 直近3カ月で3件
オープンスクール申込者の個人情報が閲覧可能に - 群馬の中等教育学校
医療関係者向け講演会案内メールで誤送信、取消機能で再発 - EAファーマ
現金領収帳2冊が所在不明、1冊に個人情報 - 北九州市
韓国関連グループの標的型攻撃が継続 - GitHub悪用でマルウェア展開
小学校教諭が児童情報含むUSBメモリを持ち帰り紛失 - 紀の川市
外部サービス侵害で従業員などの個人情報が流出した可能性 - アルビオン
インシデントが2割強の増加 - 「EC-CUBE」改ざん被害も複数報告
ルータOS「OpenWrt」に脆弱性 - 修正版がリリース
「Karmada Dashboard」に深刻な脆弱性 - 修正版が公開