GPSトラッカー約30機種に脆弱性 - 位置情報流出や不正操作のおそれ
くわえて同製品のウェブアプリケーションから発信されるリクエストについても、暗号化されておらず、初期設定のパスワードを変更しても、通信内容を傍受されるおそれがある。
脆弱性を悪用されると、第三者によってリアルタイムの正確なGPS位置情報を取得されたり、マイクを利用した盗聴が可能。また端末はSMSにより制御が可能で、通信ルートを指定したり、遠隔からあらたなファームウェアをダウンロードさせることなどが可能だった。
同社は、初期設定のパスワードのまま稼働するGPSトラッカーが、ワールドワイドで60万台以上稼働していると推定しており、脆弱なアプリも50万以上ダウンロードされていると指摘。デバイスメーカーに複数回通知したが回答はなかったという。
(Security NEXT - 2019/09/09 )
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