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セイコーSOL製LTE対応IoTルータに深刻な脆弱性 - ファームウェアの更新を

セイコーソリューションズが提供するLTE対応IoTルータ「SkyBridge MB-A100」「同MB-A110」「同BASIC MB-A130」に脆弱性が明らかとなった。

同製品においてコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2024-32850」が明らかとなったもの。「遠隔監視制御機能」を有効化している場合に影響があり、リモートより同製品へ管理者権限でログインしたり、認証なしに任意のコマンドを実行することが可能となる。

同脆弱性は、ゼロゼロワンの早川宙也氏がJPCERTコーディネーションセンターへ報告し、調整が実施された。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは「9.8」と評価されている。

セイコーソリューションズでは各製品に向けて脆弱性を修正したファームウェアのアップデートをリリースした。

アップデートが難しい場合は、「遠隔監視制御機能」の無効化、または同機能における認証の有効化や暗号化の有効化など回避策を講じるよう注意が呼びかけられている。

(Security NEXT - 2024/06/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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