MS、4月の月例パッチで脆弱性147件に対応 - 1件は悪用済み
マイクロソフトは、4月の月例セキュリティ更新プログラムを公開した。「クリティカル(Critical)」とされる3件を含む147件の脆弱性に対応した。1件についてはすでに悪用が確認されているという。
今回のアップデートでは、「Windows」や「Office」をはじめ、「Microsoft Defender for IoT」「SQL Server」「SharePoint」「Azure」「.NET」「Visual Studio」などに対応。「SmartScreen プロンプト」における「インターネットショートカットファイル」の処理に関する問題なども修正している。
CVEベースで147件の脆弱性を修正しており、最大重要度を見ると、4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は「CVE-2024-21322」「CVE-2024-21323」「CVE-2024-29053」の3件。
いずれも「Microsoft Defender for IoT」に明らかとなった脆弱性で、悪用されるとリモートよりコードを実行されるおそれがある。
2番目に重要度が高い「重要(Important)」とされる脆弱性は142件。続く「警告(Moderate)」とされる脆弱性が2件だった。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3」におけるベーススコアを見ると、「7.0」以上となる脆弱性が112件。このうち「9.0」以上とされる脆弱性は、「Microsoft Azure Kubernetes」に明らかとなった「CVE-2024-29990」の1件のみで「9.0」と評価されている。
(Security NEXT - 2024/04/10 )
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