Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Spectre」に新亜種、「SWAPGS攻撃」受けるおそれ - MSは7月に対処済み

マイクロソフトでは、8月6日にアドバイザリをリリース。事前の調整を経て、7月9日に「CVE-2019-1125」を修正するプログラムをリリース済みであることを明らかにした。適用にあたり、CPUにおけるマイクロコードの更新は必要ないとしている。

脆弱性の悪用には、ログインしたシステム上で細工したアプリケーションを実行する必要がある。深刻度は4段階中2番目にあたる「重要」とレーティングした。

今回の問題を受けて、Red Hatもアドバイザリをリリースしている。Bitdefenderの分析とは異なり、IntelやAMDの利用環境においてLinuxカーネルの更新が必要とし、仮想環境ではゲストマシンとホストマシンの双方に適用する必要があると述べた。

アップデートに関しては、システムコール、ノンマスカブル割り込み(NMI)、カーネルへの割り込みなど、影響がやや大きいものもあるが、パフォーマンスへの影響を最小限に抑えており、同社のテスト環境では現在のベンチマークでは測定できないレベルだったと説明している。

(Security NEXT - 2019/08/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Firefox 121」をリリース - 脆弱性18件を解消
Cisco製セキュリティアプライアンスにRSA秘密鍵漏洩のおそれ
intel製プロセッサに複数脆弱性、アップデートをリリース - MSやVMwareも対応
「Firefox 95」が公開、新サンドボックス「RLBox」を実装 - 脆弱性13件を修正
CPU消費電力から暗号化キー解析できる攻撃「PLATYPUS」が判明
Intel CPUにネットワーク経由で情報漏洩のおそれ - 「NetCAT攻撃」明らかに
「Firefox 67」がリリース、21件の脆弱性を修正 - コインマイナーのブロックに対応
Intel プロセッサの「MDS」脆弱性、OSベンダーも対応呼びかけ
Intelプロセッサに「MDS」の脆弱性 - アップデートをリリース
最新Wi-Fiセキュ規格「WPA3」に脆弱性「Dragonblood」 - 今後さらなる脆弱性が公表予定