Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Firefox 67」がリリース、21件の脆弱性を修正 - コインマイナーのブロックに対応

Firefoxの開発チームは、「Firefox 67」をリリースした。「コインマイナー」の読み込みをブロックするオプションなど機能強化のほか、21件の脆弱性に対処している。

今回のアップデートでは、パフォーマンスの向上や、プライベートブラウジングモードにおけるパスワードの保存に対応。

さらに仮想通貨を発掘する「コインマイナー」やコンピュータの設定からアクセスを追跡する「フィンガープリンター」といったJavaScriptの読み込みを無効化するオプションを用意した。

あわせて21件の脆弱性を修正している。重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は「CVE-2019-9800」「CVE-2019-9814」の2件。いずれもメモリに関する脆弱性で、悪用されると任意のコードを実行されるおそれがある。

(Security NEXT - 2019/05/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Acronis True Image」に脆弱性、アップデートで修正
Western DigitalのNAS製品「My Cloud」に深刻な脆弱性
「WordPress」にアップデート、複数脆弱性を解消 - 旧版利用者は注意
「NVIDIA App」「Nsight Graphics」に脆弱性 - アップデートを公開
「VMware Aria Operations」や「VMware Tools」に脆弱性 - 修正版を公開
Doxense製プリントサーバ管理ソフト「Watchdoc」に深刻な脆弱性
構成管理ツール「Chef Automate」に深刻な脆弱性 - 9月初旬に修正
「Rancher Manager」に脆弱性 - フィッシング悪用や情報漏洩のおそれ
メールセキュ製品「Libraesva ESG」に脆弱性 - すでに悪用も、国家関与か
仮想化基盤「vCenter Server」「NSX」に脆弱性 - アップデートが公開