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巧妙化するBEC、実質被害逃れるも送金前後で気付くケースも

2019年4月に報告されたケースは、同年2月に発生したもので、国内企業と海外企業で進められた新規取り引きが標的となった。

攻撃者は、これら企業間で半年以上前に行われたメールによるやりとりを事前に取得、内容を把握していたと見られ、請求側の取引先企業になりすましたという。

具体的には、本来の見積書が送信された翌日に、「正しい見積書を送る」と差し替えを求める偽メールを送信。メールでは「見積額の修正」と理由を伝える一方、実際は振込先の口座も改ざんしていた。

さらに改変へ気が付かれないよう、直前に届いた正規の見積書を破棄するよう要求。新規取引であったため、過去の実績とも比較できず、経理部門による確認でも口座の改ざんに気がつけなかった。

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攻撃の推移(図:IPA)

(Security NEXT - 2019/08/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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