実際に確認された巧妙な「ビジネスメール詐欺」 - IPAが事例集
情報処理推進機構(IPA)は、実際に報告された「ビジネスメール詐欺(BEC)」の事例集を公開した。具体的な攻撃の流れや手口を紹介し、類似被害の防止に役立ててほしいと活用を呼びかけている。
「ビジネスメール詐欺(BEC)」は、メールで組織内の関係者や取引先になりすまし、言葉巧みにだまして金銭などをだまし取るソーシャルエンジニアリングの手口。海外はもちろん、国内でも被害が発生している。
既遂、未遂など同機構が報告を受けた実際に発生したBECの事例7件をレポートに取りまとめ、公開した。
レポートでは攻撃の流れを踏まえた上で、具体的な攻撃者とのやり取りや、攻撃に用いられた手口などを解説している。
取引先のメールアカウントが乗っ取られ、正規メールアカウントから口座変更が求められた事例や、「国内企業」と「海外取引先企業」のやりとりにおいて、攻撃者が双方関係者になりすますケースなど手の込んだやり口が詳しく解説されている。
同機構は事例を参考に、攻撃の早期発見や未然防止などに活用してほしいと呼びかけている。
(Security NEXT - 2024/05/28 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
ランサム感染でサーバ障害、調査や復旧実施 - YAC子会社
病院向け月刊誌に患者の個人情報 - 石川県の公立病院
図書館読み聞かせボランティア向けのメールで誤送信 - 柏崎市
医療者向け会員サービスで個人情報が閲覧可能に - 権限設定ミス
NASがランサム被害、個人情報流出の可能性 - 順大
Progress製DB接続ドライバ「DataDirect」に複数の脆弱性
「NVIDIA DGX Spark」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
「Azure Bastion」「SharePoint Online」に深刻な脆弱性 - すでに修正済み
イベント参加者の個人情報含むファイルをメールで誤送信 - 東京都
市営住宅入居者の個人情報含むディスクを紛失 - 京都市
