電話を併用するBECに警戒を - 発信者番号を偽装、役員の声も模倣
情報処理推進機構(IPA)は、2023年第2四半期における「サイバー情報共有イニシアティブ(J-CSIP)」の運用状況を取りまとめた。ディープフェイクを利用した可能性もあるビジネスメール詐欺(BEC)などの情報も寄せられたという。
「J-CSIP」は、サイバー攻撃の情報共有や早期対応に向けた取り組み。IPAが事務局となって、2011年10月より活動しており、13業界279組織のほか、医療業界4団体、水道業界9組織が連携している。
同四半期に参加組織より提供された情報は26件。前四半期の59件から半減した。このうち標的型攻撃メールとみなしたものは3件。IPAが独自に入手した12件とともに、あわせて23件の情報を参加組織と共有している。
同四半期には、参加組織から3件のBECに関する情報提供があった。そのうち2件については、2019年以降継続的に観測されている複数組織を対象としたCEOを詐称する攻撃とみられる。
そのうち1件は、5月に確認されたものでメールと電話を組み合わせた手口だった。犯人は会長になりすまし、参加組織の海外関連会社社長に対して機密プロジェクトの連絡などと称したメールを送信。同日専務になりすまし、メールのフォローアップを口実に電話連絡を入れていた。
(Security NEXT - 2023/09/01 )
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