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巧妙化するBEC、実質被害逃れるも送金前後で気付くケースも

2019年第2四半期は、4件のビジネスメール詐欺が報告された。1件で金銭被害が発生したほか、他事例でも、あわや被害が発生する状況だったという。

サイバー攻撃などに関する情報を組織間で共有する取り組みである「J-CSIP」で同四半期に把握したBECの状況について、情報処理推進機構(IPA)が取りまとめたもの。

同四半期には、4件のビジネスメール詐欺を確認。そのうち1件で金銭被害が確認された。同ケースは、最初に報告を受けたのは2018年12月だが、情報の精査などを要したことから今回の統計に算入されている。

それ以外の3件については、被害は発生しなかったものの、4月と5月に報告を受けた2件については、攻撃に目立った特徴が見られたことから攻撃の手口が明らかにされている。

(Security NEXT - 2019/08/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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