Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

東京五輪の類似ドメインが約1000件 - 正規サイトか慎重に確認を

東京オリンピック・パラリンピック競技大会の観戦チケットの抽選がはじまるなど、公式サイトへアクセスする機会が増えているが、公式サイトに類似したドメインが大量に取得されていることがわかった。

利用目的は定かでないが、金銭的な詐欺やフィッシング攻撃に悪用される可能性もあり、セキュリティ研究者が注意を呼びかけている。

早稲田大学の森達哉教授の研究グループが、同大会が利用するドメイン「tokyo2020.org」と類似したドメインの登録状況について調査し、結果を取りまとめたもの。

具体的には、1358のトップレベルドメインにおけるゾーンファイルを対象に、文字列「tokyo」「2020」の双方が順不同で含まれるドメインの登録状況について調べた。

条件に当てはまるドメインは5月27日の時点で956件。トップレベルドメイン別に見ると「.com」ドメインが404件と突出して多く、「.tokyo(189件)」「.org(95件)」「.net(68件)」「.info(44件)」が続いた。

(Security NEXT - 2019/05/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「違法情報」の通報が約28.2%増 - 「犯罪実行者募集」は4000件超
フィッシング報告が前月比約35%減 - 悪用URLは約23%増
1年で不正サイトへのアクセス7億件をブロック - 前年から4割増
2023年の不正アクセス認知件数、前年比2.9倍に急増
J-CSIP、2023年4Qは脅威情報15件を共有 - 巧妙なフィッシングの報告も
ランサムウェア「ALPHV」、医療分野中心に被害拡大
1月のフィッシング、独自ドメイン使用する送信元メアドが増加
「サイバーセキュリティ月間2024」がスタート - 「全員参加」を呼びかけ
「セキュリティ10大脅威2024」 - 個人の脅威は順位表示を廃止
「フィッシング詐欺」、1年に3回も被害あったケースも