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偽メルカリに注意 - 4月23日の「振込申請ルール変更」に便乗

誘導先となったフィッシングサイトは同一で、氏名や住所、アカウント情報にくわえ、クレジットカードの番号や有効期限、セキュリティコードのほか、3Dセキュアの情報もだまし取ろうとしていた。

今回確認されたフィッシングメールでは、いずれも4月23日との記載があるが、正規サービスによるアナウンスに便乗したものと見られる。

メルカリでは、手数料の改定を含む振込申請のルールを4月23日に変更することを3月末に公表。同日までにアプリのアップデートを呼びかけるメールを利用者に送信しており、今回確認された一部攻撃でも正規のメールより文面を盗用していた。

4月3日の時点でフィッシングサイトの稼働が確認されており、同協議会ではサイトの閉鎖に向けてJPCERTコーディネーションセンターに調査を依頼。類似したフィッシングサイトに警戒するよう求めている。

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フィッシングサイトにおける遷移(画像:フィ対協)

(Security NEXT - 2019/04/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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