ASUSの更新機能が侵害、マルウェア拡散 - MACアドレスで標的絞りさらなる攻撃
ASUSのノートパソコン向けに提供されているアップデート機能が侵害され、標的型攻撃に悪用されたことがわかった。
Kaspersky Labが、ASUS製端末にプリインストールされている「ASUS Live Update」を悪用したAPTグループによるサプライチェーン攻撃を確認したもの。同社は「Operation ShadowHammer」と名付けており、ASUSには1月31日に報告した。
同ツールは、アプリケーションやドライバのほか、BIOS、UEFIなどのコンポーネントを、自動的に更新できるツール。
同社によると、今回の攻撃では、トロイの木馬と化した不正なアップデートが2018年6月から11月にかけてASUSの正規アップデートサーバ経由でホストされたという。「セットアップインストーラ」などを偽装した不正プログラムは、正式な証明書で署名されており、マルウェアとして検知されることを回避していた。
(Security NEXT - 2019/03/28 )
ツイート
PR
関連記事
国内インシデント、前四半期比9.4%増 - サイト改ざんが1.8倍
米政府、WindowsやApple複数製品の脆弱性悪用に注意喚起
LinuxカーネルのUSBオーディオドライバ脆弱性 - 攻撃の標的に
「Android」にセキュリティパッチ - 複数脆弱性で悪用も
「Android」の3月パッチが公開 - ゼロデイ脆弱性2件に対応
フィッシング被害から個人情報流出や不正メール送信が発生 - 日本無線
「Chrome」のGPU脆弱性修正、WebKit関連のゼロデイ脆弱性と判明
米政府、Apple製品や「Junos OS」の脆弱性悪用に注意喚起
Apple、「iOS 18.3.2」など公開 - 旧iOSにゼロデイ攻撃の可能性
【特別企画】なぜ今「ASM」が注目されるのか - 攻撃者視点こそ防御のかなめ