Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

米政府、WindowsやApple複数製品の脆弱性悪用に注意喚起

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、悪用が確認された脆弱性3件について注意喚起を行った。

米時間2025年4月17日に3件の脆弱性を「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ追加し、同国内の行政機関へ注意を促すとともに、広く注意喚起を行ったもの。

Apple製品が影響を受ける脆弱性としては、前日16日にアドバイザリが公表された「CVE-2025-31200」および「CVE-2025-31201」を追加。特定人物に対する洗練された標的型攻撃に悪用されたことが判明している。

ゼロデイ攻撃では「iOS」が標的とされたが、「macOS」なども脆弱性の影響を受けるとされており、各製品に向けてアップデートが提供されている。

またWindowsのNTLM認証におけるハッシュが開示され、「なりすまし」のおそれがある「CVE-2025-24054」も同リストに追加された。

3月の月例セキュリティパッチで修正された脆弱性で、重要度は「重要(Important)」、リリース当時は「悪用される可能性は低い」とされていた。

(Security NEXT - 2025/04/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

悪用確認された「WinRAR」「Windows」の脆弱性に注意喚起 - 米当局
エンドポイント管理製品「Ivanti EPM」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
「Adobe Acrobat/Reader」に複数脆弱性 - アップデートを公開
「Adobe ColdFusion」に緊急性高い脆弱性 - 早急に対応を
「Firefox 146」がリリース - 権限昇格やUAFなど脆弱性13件を解消
複数Fortinet製品に認証回避の深刻な脆弱性 - 影響確認と対策を
MS、2025年最後の月例パッチ - ゼロデイ含む脆弱性56件に対処
「Array AG」狙う攻撃、関連する複数IPアドレスを公開 - IPA
Ruby向けSAML認証ライブラリに深刻な脆弱性 - 最新版へ更新を
「Array AG」にCVE未採番の脆弱性 - 8月に国内で悪用被害