Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

シンガポール医療機関の大規模情報漏洩、関与グループが判明

Symantecは、今回のサイバー攻撃について、少なくとも2017年から機密情報の窃取を目的に同国で活動を展開しているグループの犯行であることを突き止めたという。

同社が「Whitefly」と名付けた同グループは、シンガポールに本拠地を置く企業をおもな標的として攻撃を展開。医療のほか、メディア、電気通信、技術開発などさまざまな業種がターゲットになっていた。

同グループは、実行ファイルやライブラリファイルを文書や画像に偽装してメールで送りつける手口を利用。これらをドロッパーとして利用し、トロイの木馬「Vcrodat」に感染させる。

さらに同マルウェアは、検索パスの問題で意図しないライブラリファイルが読み込まれる脆弱性を悪用。高い権限で動作することを狙ってか、セキュリティ製品のライブラリファイルを偽装していた。

(Security NEXT - 2019/03/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

夏季休暇に備えてセキュリティ対策の見直しを
2Qの個人「サポート詐欺」相談は912件 - 検挙後に減少
インシデントが前四半期比37.3%増 - サイト改ざんが約2.4倍
先週注目された記事(2025年6月15日〜2025年6月21日)
国際作戦「チャクラV」でサポート詐欺を摘発 - 悪質ドメイン6.6万件閉鎖
NICT、「CYDER」の開催日程を発表 - 初級コースが受付開始
国内インシデント、前四半期比9.4%増 - サイト改ざんが1.8倍
サポート詐欺の相談が1000件超 - SNS乗っ取り相談も増加
まもなくGWの長期休暇 - セキュリティ対策の確認を
2024年の不正アクセス届出166件 - 脆弱性や設定不備が標的に