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シンガポール医療機関の大規模情報漏洩、関与グループが判明

Symantecは、今回のサイバー攻撃について、少なくとも2017年から機密情報の窃取を目的に同国で活動を展開しているグループの犯行であることを突き止めたという。

同社が「Whitefly」と名付けた同グループは、シンガポールに本拠地を置く企業をおもな標的として攻撃を展開。医療のほか、メディア、電気通信、技術開発などさまざまな業種がターゲットになっていた。

同グループは、実行ファイルやライブラリファイルを文書や画像に偽装してメールで送りつける手口を利用。これらをドロッパーとして利用し、トロイの木馬「Vcrodat」に感染させる。

さらに同マルウェアは、検索パスの問題で意図しないライブラリファイルが読み込まれる脆弱性を悪用。高い権限で動作することを狙ってか、セキュリティ製品のライブラリファイルを偽装していた。

(Security NEXT - 2019/03/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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