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「Linux」狙う新種マルウェア「SpeakUp」 - 多くの製品で検知すり抜け

攻撃キャンペーンでは、「ThinkPHP」の脆弱性「CVE-2018-20062」を悪用。「GETリクエスト」でコマンドインジェクションを実行し、「PHP」によるプログラムや、「Perl」で記載されたバックドアをアップロードするという。

さらに同じサブネット上や、あらたなIPアドレス空間に対して感染活動を展開し、リモートでコードが実行可能となる脆弱性を悪用。

具体的には、「JBoss」に明らかとなった脆弱性「CVE-2012-0874」「CVE-2010-1871」などの脆弱性や、「WebLogic」に関する脆弱性「CVE-2017-10271」「CVE-2018-2894」のほか、「Apache ActiveMQ」の脆弱性「CVE-2016-3088」や「Hadoop YARN」に対するエクスプロイトなども感染活動に利用している。

またPythonスクリプトを用いて事前に用意したリストにより、管理者画面へログインするためにブルートフォース攻撃なども行う機能を備えていた。

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「SpeakUp」の検知推移(グラフ:Check Point)

(Security NEXT - 2019/02/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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