「不正ログイン」の相談、前四半期比66.2%増 - 調査開始以降最多
2018年第4四半期は、第三者にアカウント情報が不正に利用されたとする「不正ログイン」の相談が前四半期から66.2%増となり、調査開始以降最多となった。
情報処理推進機構(IPA)が、同四半期における不正アクセスの届け出状況や「情報セキュリティ安心相談窓口」に寄せられた相談状況について取りまとめたもの。
同四半期に届け出があった不正アクセスは15件。前四半期と同水準で、そのうち12件で被害が発生した。内訳を見ると「侵入」「DoS」がそれぞれ4件。「なりすまし」が2件、「アドレス詐称」が1件だった。
被害が発生した届け出において不正アクセスを受けた原因を見ると、「ID、パスワード管理不備」が3件、「設定不備」が2件、「古いバージョン使用、パッチ未導入」が1件。3件については、原因が明らかになっていないという。

不正アクセスの届け出推移(グラフ:IPA)
(Security NEXT - 2019/02/01 )
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