不正プログラムとウイルスともに検出数が増加 - バックドアが約17倍に
情報処理推進機構(IPA)は、2018年第4四半期に届け出があったウイルスや不正プログラムの状況を取りまとめた。いずれも検出数が増加している。
同機構によれば、同四半期のウイルス検出件数は1430件。前四半期の752件から約1.9倍となった。もっとも多く検出されたのは「W32/Mydoom」で、前四半期の454件から約1.9倍の892件に増加。次いで「W32/Netsky(154件)」「W32/Ramnit(103件)」と続く。
同一の届出者のもとで、同種のウイルスが同日中に複数検出された場合に1件とカウントする「届出件数」は323件。前四半期の188件を上回った。感染被害の報告は寄せられておらず、2018年は年間通して感染被害報告はなかった。
「自己伝染機能」「潜伏機能」「発病機能」のいずれも持たず、「ウイルス」の定義にあてはまらない「不正プログラム」の検出は6万7241件。前四半期の5万7509件から増加したものの、前年同期の82万2666件と比較すると約12分の1に縮小している。
(Security NEXT - 2019/02/05 )
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