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「Apache Struts 2.3」系、2019年5月にサポート終了 - 移行の検討を

「Apache Struts 2」に関しては、ウェブアプリケーションフレームワークである性質上、外部へ公開していることも多く、脆弱性判明直後よりアップデートが未実施のサイトが狙われ、大規模な情報流出につながったケースもある。

「同2.3」系は、2011年12月に「同2.3.1」がリリース。約7年が経過しているが、2018年に入ってからも脆弱性が見つかっている。同脆弱性についても、2日後には攻撃が展開されていた

「同2.3」系のサポート終了以降に重大な脆弱性が明らかとなれば、同版を使い続けるサイトが標的とされる可能性は高い。

開発チームは、最新版となる「Apache Struts 2.5」系については引き続き積極的にサポートを進めていく方針を示すとともに、「同2.6」の準備を進めていることも明らかにし、最新版への移行を検討するよう求めている。

(Security NEXT - 2018/11/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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