「WordPress」の人気eコマースプラグインに脆弱性 - 権限昇格のおそれ
コンテンツマネジメントシステム(CMS)である「WordPress」の人気プラグインに起因し、権限の昇格が生じる脆弱性が報告された。プラグインの無効化により権限昇格を生じさせる手法で、「WordPress」における権限管理の「欠陥」とも指摘されている。
脆弱性が明らかとなったのは、eコマースサイトを構築できる人気プラグイン「WooCommerce」。脆弱性を報告したRIPS Technologiesのセキュリティ研究者が脆弱性の詳細を明らかにした。
同プラグインでは、導入時にeコマースサイトの管理を行う「Shop Manager」のアカウントを作成するが、同アカウントより管理者権限を取得することが可能だった。
アカウント「Shop Manager」は、eコマースサイトの顧客管理が行えるよう、ユーザーの編集権限が付与されている。ただし、セキュリティを確保するため、管理者アカウントに対する編集は、同プラグインより制限していた。
(Security NEXT - 2018/11/13 )
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