Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

WP向けECサイト構築プラグイン「Welcart e-Commerce」に脆弱性

コンテンツマネジメントシステム(CMS)である「WordPress」向けに提供されているプラグイン「Welcart e-Commerce」に脆弱性が明らかとなった。

同製品は「WordPress」にeコマースサイトの機能を追加できるプラグイン。信頼できないデータのデシリアライズする脆弱性「CVE-2025-27130」が明らかになった。

権限を必要とすることなく、リモートより任意のコードを実行されるおそれがあるが、機密性、完全性、可用性などへの影響は低いとされており、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは「6.3」と評価されている。

同脆弱性は、クラウドストライクの澤田寛氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告し、JPCERTコーディネーションセンターが調整を行った。

脆弱性を修正したバージョン「Welcart e-Commerce 2.11.12」が公開されており、アップデートが呼びかけられている。

(Security NEXT - 2025/04/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

MS、月例セキュリティ更新を公開 - 複数のゼロデイ脆弱性に対処
「Adobe ColdFusion」に深刻な脆弱性 - Adobeが緊急対応を呼びかけ
「FortiVoice」などFortinetの複数製品に脆弱性 - すでに悪用も
「FortiOS」に複数の脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
「Ivanti Neurons for ITSM」に認証回避の脆弱性 - 管理者権限奪取のおそれ
「VMware Tools」に脆弱性 - アップデートをリリース
TeleMessageのメッセージアーカイバ、暗号化せず保存 - 米当局が注意喚起
「Microsoft Edge」にアップデート - 「WebAudio」の脆弱性を解消
「VMware Aria Automation」に脆弱性 - トークン窃取のおそれ
SonicWall「SMA100」狙う攻撃の増加に注意 - 国内でも対象機器が動作か