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「WordPress」のメンテ機能を提供するプラグインにRCE脆弱性

コンテンツマネジメントシステム(CMS)の「WordPress」向けに提供されているプラグイン「WP Umbrella」に脆弱性が明らかとなった。

同ソフトウェアは、バックアップ機能やウェブサイトのモニタリング機能など、「WordPress」向けにメンテナンス機能を提供するプラグイン

同プラグインにおいて、リモートより任意のファイルを不正に読み込むことが可能となる脆弱性「CVE-2024-12209」が判明した。

脆弱性を悪用されるとサーバ上で任意のPHPコードを実行されたり、情報漏洩などが生じるおそれがあるという。

DefiantのWordfenceは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.8」と評価。重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングした。

開発者は、現地時間12月5日にセキュリティアップデートとなる「同2.17.1」をリリースしており、利用者に注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/12/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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