WP向けフォームプラグイン「Everest Forms」に脆弱性
コンテンツマネジメントシステム(CMS)の「WordPress」向けプラグイン「Everest Forms」に脆弱性が明らかとなった。脆弱性を解消したアップデートが提供されている。
同ソフトウェアは、「WordPress」において直感的にフォームを作成、設置できる無料プラグイン。10万以上のサイトで稼働している。
同プラグインにおいて、信頼できないデータのデシリアライズ処理に起因して、「PHPオブジェクトインジェクション」が可能となる脆弱性「CVE-2025-3439」が判明した。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」、重要度は「クリティカル(Critical)」とされている。ただし、同プラグイン単独では脆弱性の影響を受けず、別にインストールされている他プラグインやテーマに、危険なオブジェクトの連鎖が存在する場合、悪用されるおそれがあるとしている。
脆弱性の判明を受けて、開発者は2025年4月8日に同脆弱性などを解消した「Everest Forms 3.1.2」をリリースした。
同プラグインに関しては、2月にも認証なしに任意のファイルをアップロードしたり、読み取りや削除が可能となる深刻な脆弱性「CVE-2025-1128」が判明。2月20日にリリースされた「同3.0.9.5」で修正されている。
(Security NEXT - 2025/04/14 )
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