Auth0の複数SDKに脆弱性 - 細工Cookieでコード実行のおそれ
Oktaが提供するソフトウェア開発キット「Auth0-PHP SDK」に脆弱性が明らかとなった。
信頼できないデータをデシリアライズする脆弱性「CVE-2025-48951」が明らかとなったもの。認証前にCookieをデシリアライズ処理するため、細工されたデータによって任意のコードを実行されるおそれがある。
PHP環境向けに提供されている「Auth0-PHP」をはじめ、「Laravel-auth0 SDK」「Symfony SDK」「WordPress Plugin for Auth0」などのSDKが影響を受ける。
これらSDKに関しては、5月にもブルートフォース攻撃を受けるおそれがある脆弱性「CVE-2025-47275」が判明しているが、異なる脆弱性のため注意が必要。
共通脆弱性評価システム「CVSSv4.0」のベーススコアは「9.3」と評価されており、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。
「CVE-2025-48951」については、「Auth0-PHP SDK 8.3.1」「Laravel-auth0 SDK 7.2.2」「Auth0 Symfony SDK 5.1.0」「Auth0 WordPress Plugin 5.1.0」で修正済みであるとし、最新版のSDKを利用するよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2025/06/05 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「Cisco ISE」クラウド版に深刻な脆弱性 - ホットフィクスを公開
「VMware NSX」のUIやフィルタリング画面にXSS脆弱性
「MailEnable」に深刻なXSS脆弱性 - 実証コードも公開
Qualcomm製チップセットの脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「Chrome」にゼロデイ脆弱性 - アップデート公開、事前緩和策も
「IBM QRadar Suite Software」に複数脆弱性 - 更新を強く推奨
バックアップストレージ用ソフト「HPE StoreOnce」に複数脆弱性
攻撃確認済み脆弱性をCISAが警鐘 - 「Craft CMS」など5件
「Roundcube」脆弱性、詳細やPoCが公開予定 - 早急に対応を
「YAML-LibYAML」に深刻な脆弱性、任意ファイルの上書きにつながるおそれ