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WooCommerce向けファイルアップロードプラグインに脆弱性

コンテンツマネジメントシステム(CMS)の「WordPress」向けのプラグイン「Drag and Drop Multiple File Upload for WooCommerce」に脆弱性が明らかとなった。

同プラグインは、「WordPress」においてeコマースサイトが構築できる「WooCommerce」用のプラグイン。ドラッグ&ドロップ操作で複数のファイルをアップロードできる。

同ソフトウェアに、ファイルパスの検証不備に起因するパストラバーサルの脆弱性「CVE-2025-2941」が確認された。ファイルを任意の場所に移動することができ、コードの実行につながるおそれがあるという。

CVE番号を採番したDefiantのWordfenceでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.8」、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングした。

開発元では、同脆弱性を解消した「同1.1.5」を公開。利用中のバージョンを確認し、最新版へ更新するよう呼びかけられている。

(Security NEXT - 2025/04/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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