「CODE BLUE」カンファレンスが開幕、1100人以上が参加 - 法律やブロックチェーンの講演にも注目
なかでも注目されるのは、あらたに用意された「法と政策トラック」。従来より構想があり、今回実現したという。
同トラックを設けた狙いについて、発起人で事務局を務める篠田佳奈氏は、「法律はハッカーから距離が置かれる傾向があるトピックだが、一方であたらしい技術が次々と誕生し、世界中で法律が追いついていけない状況が生まれている」と指摘。「法律の専門家と技術者が議論する機会が求められている」と語った。
一方「ブロックチェーントラック」については、「同分野のイベントにセキュリティ専門家が招かれ、講演することもあるが認識が異なり、どうしてもアウェイに置かれている感があった」と背景を説明し、「ブロックチェーン分野の方にセキュリティ分野へ来てほしかった」と述べた。
「ブロックチェーンというと仮想通貨に注目が集まりがちだが、ぜひプラットフォームをセキュアにするといった技術的なテーマにも注目してもらいたい(同氏)」。
多くのイベントで講演を行っており、今回基調講演を務めたMikko hypponen氏は、CODE BLUEの印象について、発表内容、組織運営のいずれも世界クラスで、品質も高いと評価。同氏も仮想通貨関連の攻撃に関する講演に注目しているという。
(Security NEXT - 2018/11/01 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「制御システムセキュリティカンファレンス2026」を2月に都内で開催
2026年1月開催の「JSAC2026」、参加登録がスタート
「CODE BLUE 2025」まもなく開催 - CFP応募は前年比約1.6倍
USBメモリを紛失、発信機履歴から誤廃棄の可能性 - 福井大病院
【特別企画】国内外専門家が集うインテリジェンスサミット - 非公開の最新脅威情報も
「CODE BLUE 2025」29講演が決定 - AIチップ脆弱性から法的課題まで
日本シーサート協議会、年次カンファレンスイベントを12月に開催
「制御システムセキュリティカンファレンス2026」が2月開催 - 講演募集を開始
2026年春に「SECCON 14」を開催 - 12月にオンライン予選
【特別企画】専門家13人が「生成AI時代」のセキュリティを多角的に解説

