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「CODE BLUE」カンファレンスが開幕、1100人以上が参加 - 法律やブロックチェーンの講演にも注目

なかでも注目されるのは、あらたに用意された「法と政策トラック」。従来より構想があり、今回実現したという。

同トラックを設けた狙いについて、発起人で事務局を務める篠田佳奈氏は、「法律はハッカーから距離が置かれる傾向があるトピックだが、一方であたらしい技術が次々と誕生し、世界中で法律が追いついていけない状況が生まれている」と指摘。「法律の専門家と技術者が議論する機会が求められている」と語った。

一方「ブロックチェーントラック」については、「同分野のイベントにセキュリティ専門家が招かれ、講演することもあるが認識が異なり、どうしてもアウェイに置かれている感があった」と背景を説明し、「ブロックチェーン分野の方にセキュリティ分野へ来てほしかった」と述べた。

「ブロックチェーンというと仮想通貨に注目が集まりがちだが、ぜひプラットフォームをセキュアにするといった技術的なテーマにも注目してもらいたい(同氏)」。

多くのイベントで講演を行っており、今回基調講演を務めたMikko hypponen氏は、CODE BLUEの印象について、発表内容、組織運営のいずれも世界クラスで、品質も高いと評価。同氏も仮想通貨関連の攻撃に関する講演に注目しているという。

(Security NEXT - 2018/11/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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