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不正DNSへ変更する「GhostDNS」、10万台以上が被害 - 70種類以上のルータが対象

ルータにおいてDNS情報を書き換え、不正サイトへ誘導する大規模な攻撃「GhostDNS」が9月後半より展開されていることがわかった。70種類以上のルータを攻撃対象としており、侵害を受けた端末は10万台以上にのぼっている。

9月20日ごろよりあらたなツールを用いた探索行為をQihoo 360が観測。攻撃キャンペーン「GhostDNS」として詳細を明らかにしたもの。

同社によれば、同キャンペーンでは同社が把握しただけで10万台以上のルータが侵害を受けていた。おもにブラジルを標的にしていると見られ、同地域における被害が9割近くにのぼるという。

従来と同様、ルータ管理ページのパスワードを推測したり、認証を回避して設定ページへアクセスし、DNSの設定を改ざんする手法だが、DNSの変更にとどまらず、4種類のモジュールを利用することで銀行やサービスなどの情報を詐取していた。

具体的には脆弱なルータを探索し、DNSを変更する「DNSChanger」にくわえ、フィッシングサイトへ誘導するための「悪意あるDNS」、実際に情報を詐取する「フィッシングサイト」、さらに「管理サイト」が用意されていた。

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4種類のモジュールで構成される「GhostDNS」(図:Qihoo 360)

(Security NEXT - 2018/10/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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