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眠れる「ハッカー」に活躍の場を、「日本ハッカー協会」が設立 - 法的トラブルの対策支援も

また「ハッカー」が安心して活動できる環境づくりをミッションのひとつに掲げているのも特徴だ。

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代表理事の杉浦氏

法律の整備が追いつかないセキュリティ分野の研究では、違法性が曖昧なケースもあり、トラブルに巻き込まれることも想定される。同協会では登録会員が提携弁護士に相談、依頼できる環境を整備し、その際の費用を助成する事業を推進していく。

また杉浦氏は「ウイルス対策研究会」の立ち上げについても言及。マルウェアを扱う研究者、セキュリティ対策事業者など、安心して業務を行えないケースがあり、設置について多くの要望を受けていると説明。

マルウェア検体について、関係者間で容易にやりとりが行えるようにし、国内におけるサイバーインテリジェンスの充実や、マルウェア対策の深化に結びつけるためにも、できるだけ早く実現したいと抱負を語った。

(Security NEXT - 2018/09/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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