「CSVファイル」用いた標的型攻撃、4月以降も - 複数攻撃手法を併用
「CSVファイル」は、「テキスト形式」であり、テキストエディタなどで開いた際、開いたアプリケーションなどに脆弱性がない限りは、内部に記載された命令が実行されることはない。しかし、「Excel」の導入環境下ではOSの関連付けのため、ダブルクリックした場合など、自動的に「Excel」で開かれる。

リンクの自動更新機能について許可を求めるアラート(画像:トレンドマイクロ)
「Excel」でファイルを開いた際、内部データの自動更新について許可を求めるアラートが表示される。
うっかり許可してしまうと内部のデータを表計算ソフトとして解釈。悪意ある命令などもそのまま実行されてしまうおそれがある。「テキストファイルは安全」との先入観を突いたソーシャルエンジニアリング攻撃の一種といえよう。
「CSVファイル」を用いた標的型攻撃は、サイバー情報共有イニシアティブ(J-CSIP)が、2018年第1四半期のレポートで報告した。一方、トレンドマイクロが「CSVファイル」を用いた攻撃を観測したのは、「ChessMaster」による4月の攻撃がはじめてとしており、同グループ以外で「CSVファイル」が用いられたケースは確認されていないという。
こうした状況を踏まえると、「CSVファイル」は、バラマキ型攻撃には現状用いられてはおらず、対象を絞った限定的な攻撃に利用されている様子が浮かび上がる。
また危険なのは「CSVファイル」にとどまらない。トレンドマイクロによれば、「ChessMaster」では、ほかに2種類のOfficeの正規機能を悪用しており、複数のファイル形式を攻撃に用いていた。
(Security NEXT - 2018/06/20 )
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