2017年の新種ランサムウェア、前年比62%増 - 「WannaCrypt」検出、日本は2位
2017年は343件のあらたなランサムウェアが発見された。ワーム機能を備えた「WannaCrypt」の登場により、攻撃は前年の4倍以上へと拡大したという。
エフセキュアがランサムウェアの観測動向を取りまとめたもの。2017年に発見されたランサムウェアは343件で、前年から62%増加した。
ランサムウェアによる攻撃の検出数は、前年から415%増加。増加の背景には、2017年5月に発生した「WannaCrypt」の大規模感染を挙げている。
同年にもっとも多く検出されたのは「WannaCrypt」で約9割と突出。「Locky」「Mole」が続いた。「WannaCrypt」は2017年後半も活発に活動しており、国別検出数を見ると、18%を占めた「マレーシア」がトップで、次いで「日本(15%)」が多かった。
「WannaCrypt」以外のランサムウェアを見ると、年末にかけて減少傾向を見せた。その要因として、ビットコイン相場の急上昇により、仮想通貨のマイニングを行うマルウェアにサイバー犯罪のトレンドがシフトしたと同社では分析している。
(Security NEXT - 2018/06/15 )
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