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管理甘い「Cisco Smart Install Client」の探索行為が増加 - 警察庁が注意喚起

Cisco Systems製スイッチの設定ツール「Cisco Smart Install Client」を探索するアクセスが増加しているとして、利用者に対して警察庁が注意を呼びかけている。

同製品で利用するTCP 4786番ポートに対する探索行為の増加を、同庁の観測システムで確認したもの。

特に3月末以降、同製品で明らかとなったプロトコルの誤用を用いて、外部TFTPサーバへコンフィグファイルをコピーしようとするコマンドが送信されているという。

同製品においては、スイッチの設定や、IOSイメージの管理を行うプロトコル「Cisco Smart Install」の誤用が判明。複数国において、国レベルの攻撃に悪用されたとの指摘が出ている。

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TCP 4786番ポートに対するアクセス推移(グラフ:警察庁)

(Security NEXT - 2018/05/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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